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熱中症リスクが上がる夏、
マスクの下の肌状態は?

2020.07.01

高温多湿の日本の夏。
マスク着用によって、さらに暑さを感じたり、汗で蒸れたり、肌荒れしたり・・・。
今までにない不快さや肌への影響を感じている方が多いのではないでしょうか。
マスクの下の肌状態をきちんと知り、上手に夏を乗り切りましょう。

  • マスクの下で肌の温度がアップ

    資生堂は、マスク着用によって顔の温度がどう変化するか実験を行いました。
    室温30℃、湿度60%の部屋では、マスクをつけてすぐ頬の温度は約32℃から約37℃まで上昇。
    また、マスクを着用した部分だけでなく、額や首も温度が上昇していることがわかりました。

マスク内の皮膚温上昇。炎症やニキビに要注意!

皮膚の温度が上昇すると、肌にはどんな変化が?

例えば、皮膚温が30℃~34℃まで上昇すると、皮脂量が2倍になることが資生堂の研究で明らかになっています。
皮脂分泌が増えすぎると、皮膚トラブルの原因に。
過剰な皮脂が局所的な炎症を起こすことで、ニキビの元となるコメドを形成し、さらには炎症ニキビにつながります。

  • さらに、高温状態では肌の免疫力が低下

    高温は、細胞の活動にも影響する?

    肌も過酷な状況にある夏。外部環境など様々な刺激や異物から肌を守る「免疫力」を司る「ランゲルハンス細胞」が、
    高い温度の下では十分に機能を発揮できないことがわかりました。
    マスクによって保湿され、守られていると思いがちですが、実は高温下の肌はダメージを受けやすい状態になっています。

  • 冷感スキンケアが、不快な夏を乗り切る味方に

    不快な夏のスキンケア対策としては、ひんやり感を与えるアイテムを上手に取り入れることがおすすめです。
    太い血管が通っている首やデコルテまでいっしょにケアすると、よりひんやり心地よさアップ!

    肌荒れ・ニキビが気になる場合は、肌の抵抗力が低下している可能性も。
    さらに、マスクのつけ外しによる急激な湿度の変化で、夏でも肌は乾燥しやすい状態。汗を拭くときにも肌表面の水分を奪ってしまいます。
    いつも以上にこまめなうるおいケアで、肌の健やかさをキープしましょう。

●当記事は、資生堂の研究に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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